同性アイドルを好きな私

 

私は今、女の子のアイドルが好きです。

 

 

 

今はSKE48に推しがいます。それも2人。

斉藤真木子さんと江籠裕奈さん。

 

2人とも可愛くて、アイドルというものに真剣に向き合ってる自慢したくなる推しです。

 

 

私は割とオープンなヲタクなので、周りの人に「アイドルが好き、SKE48が好き」と言えるんですが、このときによく返される言葉が

 

「どういう気持ちで(同性の)アイドル好きなの?」

 

 

同性アイドルを好きという気持ちはマイノリティなんですよね。

この質問をされる度に、上手な返しが出来なくて、同性アイドルを好きになるとは?という問いを自分に投げかけるのですが、結局答えは出ないままです。

 

 

私は元々ジャニーズが好きでした。

なので私のアイドルヲタクのルーツはそこからきており、異性アイドルへの「好き」と同性アイドルへの「好き」は私の中で同じ意味を持っています。

 

 

異性アイドルを好きな時はガチ恋勢ではありませんでした。しかし「好き」という気持ちは本当でした。

ガチ恋ではないけど、好きな気持ちは本気なのです。

 

異性アイドルで特に好きだったKさん。年齢も私とかなり離れていたからか(多分20歳くらい)、友達には「Kさんを好きって言っても、付き合いたいとかいう気持ちではないやろ?」と言われたことがありました。

 

 

その言葉を聞いたことを今でも鮮明に覚えています。

何故なら確かに人間として尊敬している部分もあったけど、もしKさんと付き合えるチャンスがあれば付き合うでしょ、と思ったからです。

 

 

 

これは同性アイドルへの気持ちも同じで、ガチ恋ではないですが、「好き」という気持ちは本当なんです。

 

私はレズではないけど、じゃあ完全に異性愛者ですか?と聞かれたら100%で頷くことは出来ないな〜と思ってます。

同性アイドルに愛を捧ぐけど、見返りを求めたことはありません。でも、もし同性の推しと付き合えるチャンスがあるなら付き合いたい!とも思うんです。

 

だって「好き」だから。

 

 

でもこの感情も、同性アイドルを好きになるまでは湧かなかったものだし、同性アイドルを好きになってなかったら今でも完全に異性愛者だったのかなあ、とか考えちゃいます。

 

 

 

そして同性アイドルヲタクには「憧れ」という感情で応援している人もいると思います。

 

その時代のトレンドのファッションアイコンとして、また純粋にアイドルになりたいという願望としての「憧れ」です。

 

 

ただ私は振り返ると、同性アイドルに「憧れ」たことはないなと思いました。

 

私の顔面からアイドルになれると思ったことがないし、そもそも自分がアイドルになってしまえばそれは究極の繋がりじゃん!ヲタクとして最大の御法度では?という感情になるんです。

 

 

もちろん推しメンのメイクや髪型を真似したい!というレベルの「憧れ」はありますが、本当にその程度の「憧れ」しか湧かないんですよね。

 

 

 

 

だから、私は同性アイドルをただ純粋に「好き」なんです。推しメンのためなら、どんなことでも協力したい!と思うんです。見返りなんかなくても愛を捧げたいんです。

 

同性アイドルを好きになって、もしかすると恋愛観とか性的指向とかが変わったのかもしれません。それは私自身も分かりません。

 

でもアイドルという存在が、ただの異性の性的対象として見られる風潮はなくなってほしいなあと思います。

アイドルって顔だけじゃないんです。最強に可愛くてかっこよくて儚くて愛しい存在なんです。

 

アイドルの頑張りがもっと認められるような世界が作られますように。